日銀当座預金の「政策金利残高」のみマイナス金利で円安誘導!?効果・有効性について考えてること書きます!
金曜は業務がちょっと立て込んでまして、
昼休憩行くのがちょっと遅れて13時近くになってしまったんですが、スマホ見てびっくりw
国債買うにも限界近いし、今のところは株も為替もそこまで崩れてるわけでもないし、
やってくるとしたら3月くらいで80兆→90兆くらいで買い増す感じかな~って思ってましたが、
さすがサプライズの男・黒田総裁!
意表をつく日本初のマイナス金利導入で、黒田バズーカ3号発射!
今夜の pic.twitter.com/UKjrya0PQw
— ふく たろう (@fuku__taro) 2016, 1月 27
121.4くらいまで爆上げしてから一旦全モし、そこからまた上がっていったわけですが、
再上昇した時に120手前くらいでLして、20pips以上すぐ含み益が出たから微益ストップ入れて業務に戻ったんですよ。
でもその後一瞬の下髭で刈られてしまい、その後急上昇してるという腹立たしい値動きw
まあビビらずにもっと早くエントリーしとけばよかったんですが、
12月の追加緩和もどきの時も急上昇後に全モ以上してるわけだし、
原油とかの円高リスクもあるわけだし、絶対上がるなんて確信はありませんでしたからね・・・
で、このマイナス金利の詳細ってどんなものなのかとか、景気良くなるのかとか、
いろいろ気になるところですが、恐らく多くの方はおいおい日本大丈夫か~?って感じじゃないでしょうか?
既にユーロ、スイス、デンマークあたりがマイナス金利導入してますが、
その結果景気良くなってますかね?勿論答えはNOなわけですが・・・
既に多くのWEBサイトでマイナス金利の説明はされてるので、
みなさんある程度内容はご存知だとは思いますが、一応おさらいがてら
簡単に今回のマイナス金利について説明させて頂きます。
てか、この政策だけでは意図した効果が出るか怪しいってことを言いたいわけですが・・・
今までの日銀の政策は、マネタリーベースを年間80兆円のペースで増やすということでしたが、
実はこのマネタリーベースの殆どが、日銀当座預金(市中銀行が日銀に預ける預金)なんですね。
そして、日銀が宣言している通り、日銀当座預金は増えてるんですが、
これは0.1%のプラス金利がある為です。プラス金利だから市中銀行は預けられるわけです。
そんな状態で全ての日銀当座預金にマイナス金利が導入されたら、
市中銀行はお金を殆ど引き出してしまい、マネタリーベースが激減してしまうのでは
と考えられるわけですが、今回のマイナス金利の対象はあくまでごく一部なんですね。
四季報より引用
上の図でいうところで、
①基礎的残高は+0.1%、②マクロ加算残高は0%で、③政策金利残高のみ-0.1%です。
具体的な金額でいえば、日銀当座預金は全体で253兆円。
①が221兆円、②が残り32兆円で、現時点で③はなく、これから徐々に-0.1%の預金が増えてくるというものです。
な~んだ、マイナス金利って言っても今のところ対象の預金がないんだし、
結局市中銀行が日銀当座預金から大量に引き出して、企業にいっぱい融資してお金が出回るとか無理じゃん!って話ですよね?
そして、もう一つ問題なのが、融資先を作らないといけないということ。
銀行側に貸すお金があっても、企業側がお金を借りたくないのであれば意味ないですからね。
銀行の尻に火をつけるためのマイナス金利導入ですが、
これから上記③の金利が下がるだけじゃなく、対象が①②にも及ぶのかどうかというのが今後注目する点ですね。
まあ必要あればさらに金利は引き下げるとか言っておいて、
追加緩和限界説を引き飛ばしたっていう点でいえば黒田マジックなのかもしれませんけどねw
市中にお金が出回らなくても、株高・円安には十分誘導できるはずだと!
ただ、銀行株は暴落してますし、株をやるなら銘柄のチョイスは誤らないようにしないといけませんね。
そして、これから日本はより一層低金利になっていくだろうという思惑から、
海外のマクロ系、いわゆる長期筋がしつこい円売りを仕掛けてくるんじゃないでしょうか?
ドルはこれから徐々に利上げ、そして円はこれから徐々に利下げってことであれば金融政策の違いには明らかですよね!
とりあえず米雇用統計が今週末にありますが、そこでFRBが利上げに躊躇するようなネガティブサプライズがない限り、ドル円の目線は上ということでいいのではないですかね?まあ円高リスクが消えたわけではないので、どうなるかなんて誰にもわかりませんけどね・・・
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